『グウェンプール:こっちの世界にオジャマしまーす』ネタバレ感想。
グウェンプール:こっちの世界にオジャマしまーす
著者:クリス・ヘイスティング(ライター)
グリヒル(アーティスト)
ダニーロ・ベイルース(アーティスト)
トラビス・ボンビレイン(アーティスト)
グウェンプール:こっちの世界にオジャマしま~す (MARVEL)
- 作者: クリス・ヘイスティング,グリヒル,ダニーロ・ベイルーチ,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2017/10/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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アーティストのグリヒルさんはさいたま市在住の二人組の女性日本人アーティストみたいです。馴染みやすい絵柄でグウェンプールの足がとても良いです。
あらすじ
マーベルコミックのある世界で育ったグウェンプールが、実際にマーベルコミックの世界に行くという。今でいう「異世界転生モノ」みたいなお話。
グウェンプールの能力
①マーベルコミックの豊富な知識
ヴィランの仲間や、過去も知ってたりするので、敵の動きを先読みして仲間を消したりします。
②第四の壁突破
この世界がコミックの世界だと言うことを知っています。
③主人公補正を使いこなす
ビルから飛び降りて、羽毛を満載したトラックに落ちたりします。主人公は落ちても死なないってわかってます。
登場するヴィラン
①オルト
蛇の怪物です。本作が初出のキャラクターみたいです。
②センチネル
ミュータントの探索、捕獲を任務とする巨大ロボットです。
③モードック
テロ組織A.I.Mが開発した殺戮特化型知的有機生命体らしいです。
④ハイドラ
世界征服を目論むテロ組織です。
⑤テウシダン
本作初登場の宇宙人です。
感想
最初、グウェンプールはゲーム感覚でいる。人は割と容赦なく殺すし、ピンチになってもあっけらかんとしている。その裏には「私はヒーローだから死なない」という考えからだ。そんな世の中舐め腐っていて、調子に乗った時に最悪な出来事が降りかかる。その時に「あぁ私ってヒーローじゃなくて普通の人なんだ」と普通のティーンエイジャーっぽく悩む。
グウェンプールって戦闘向きの能力をあんまり持ってない。刀は持ってるけど、扱いは下手。銃の扱いも下手。あるのはマーベルの知識と主人公補正くらい。そんな彼女が周りの助けをもらいながら自分の中に何かを見つけていく、普通に青春成長物語にもなっています。
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