Gorigorikun’s blog

アニメ、漫画、映画について喋るゴリラ。

『チェンソーマン』(1)〜(3)まで、ネタバレ感想。

チェンソーマン

原作者:藤本タツキ

 

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

 最初読んだ時は青年誌で連載されてるのかと思ったんですけど、普通に少年誌の方で連載されてるんですね。

あらすじ

  父親の残した大量の借金を返すために、ヤクザのデビルハンターとして、悪魔のポチタと共に働く少年デンジ。ある日、彼はヤクザに裏切られ殺されてしまう。だが、死んでしまったデンジに悪魔のポチタが宿る。そして、デンジは全身からチェンソーが生えた「チェンソーマン」として復活する。

 

キャラクターが個性的

  主人公のデンジは「毎日三食たべれて、眠れるところがあれば幸せ」なんていう無欲な人間です。魅力的なんだけど、物語性が薄すぎて、今後活躍の機会が少なくなりそうです。

 

 彼を囲む仲間は逆に物語性が強い過去を持ったキャラクターが登場します。例えば彼の先輩の「早川アキ」。彼は幼少時に「銃の悪魔」というムッチャ強い悪魔に家族を殺されてしまいます。そのことから彼は「銃の悪魔」に復讐するためにデビルハンターになりました。

 

 他にも「マキマさん」という妖しげな美女が登場するのですが、目的のためなら手段を選ばない狂人みたいなキャラクターです。彼女の過去は謎ですが、こうなったからには絶対理由があるはずです。

 

 まだ連載を開始してから一年も経っていませんがキャラクターがとても多く登場していますので、既に主人公の影が薄くなっているような......、でも途中でキャラがボッコボコ死ぬみたいな展開もありそうなので、今後の展開が楽しみですね。

戦闘というより暴力シーン

  主人公の能力が体からチェンソー生やしてぶった斬るというものなので、当然血がブッシャブシャ出るし、五体はザックザク切れてもうグッチャグチャなんですよね。とても主人公の能力とは思えない、どう考えても敵の能力です。

 

 僕の偏見ですけど、ジャンプ作品では相手を「殺してる」というより、「倒してる」というイメージが強くて、それも必殺技を使って。「暴力を振るう」というよりは「カッコ良く倒す」いわゆる「魅せる戦い」になっています

 

 本作の主人公であるデンジは必殺技がありません。体からチェンソー出して暴れまわるだけです。チェンソーによって痛めつけて敵の肉体と精神を壊す、戦い方でもう圧倒的暴力で屈服させるのが彼の戦闘スタイルです。でも、それがそのまま「魅せる戦い」にもなっているのが面白いです。

 

これから彼がどんなジャンプヒーローとして成長していくのか気になりますね。

今後の展開について

  まだまだ、明かされていない謎がたくさんありますね。

・銃の悪魔の能力は? そして正体は?

・なんでデンジは悪魔に狙われるの?

・マキマさんの過去は?

 あたりが個人的に気になりますね。出来れば打ち切りにならずにこの辺りの謎が綺麗に回収されるといいな、なんて思います。

 最後までご覧いただきありがとうございました。

 

こちらで試し読みもできるそうなので、気になる方は是非に。

www.shonenjump.com